水性塗料アクリジョンでRCボディ塗装(その1)

私の現在の住宅環境と家庭の事情から、缶スプレーによるRCのボディ塗装は難しい状況でした。

現在までは、白一色で塗装済みのタミヤ製ライキリボディを購入して使用してきましたが、どうしても作製したいボディがありまして...。

現在の環境で、においが少ない水性塗料で塗装できないか、いろいろ調べて試してみました。

 

RCボディ用の水性塗料としては、「ファスカラー」が定番のようですが、これはエンジンカラーのクリア等を吹くなど、下地処理をしたほうがよいみたいです。

においが強い塗料や缶スプレーの使用は避けたいので、私にとっては敷居が高そうです。また、試してみようにも使用したい「白」がなかなか見つかりません。入手も容易というわけではなさそうです。

 

ほぼあきらめていたのですが、GSIクレオスの水性塗料「アクリジョン」がポリカにも使えるということがわかりましたので、こちらを試してみることにしました。

クレオスさんの公式ツイッターで、アクリジョンはポリカやABS樹脂にも使用可能、しかもプライマーなしでOK!と紹介されています。

※リンクの可否が分かりませんでしたので念のためリンクは張りませんが、「アクリジョン」「ポリカ」でぐぐるクレオスさんの公式ツイッター今こそ知ってもらいたいアクリジョンの適性素材一覧」がヒットします。

プラモ用の塗料としてアクリジョンの存在は知っておりましたが、ポリカに使用可能であることは最近知りました。メーカーさんの公式の説明であれば、間違いなく使用できそうですね。

 

ただ、私がネットで調べた限りでは、ミニ四駆等の比較的小さいボディを塗装されている方はおりましたが、1/10の大きなボディを丸ごとアクリジョンで塗装しても大丈夫なのか、の情報が見つけられませんでした。

少々不安はありましたが...。プラモ用にエアブラシとコンプレッサーは所有していましたので(ラッカーが使用不可な環境になってから数年放置していました)、やってみました。

結論としては、問題なく塗れました(^^)/

少々ひっかいたぐらいでははがれません。ただ、衝突の衝撃に耐えられるかは未検証です(多分大丈夫そう)。

 

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アクリジョンとエアブラシ専用のうすめ液の臭いは、個人差はあるかと思いますが、私にとっては気にならない範囲内でした。完全な無臭ではありませんが、ポリカスプレーとは比較にならないと思います。

ただ、専用のツールクリーナーはそれなりに臭います。アクリジョンは乾燥前であれば水で洗い流せますので、エアブラシや撹拌棒等の洗浄はできるだけ乾燥前に水で行い、ツールクリーナーの使用頻度はなるべく少なくするよう心がけました。

 

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まずはポリカの余りでテスト。左はブラック、右はホワイトです。脱脂のみでプライマーなし、希釈無しで筆塗りしてみました。全て筆塗りできれば、一番手軽でよかったのですが、隠蔽力が強くないホワイトはさすがに無理そうです(^^;。この小さな試験片でも、数回の重ね塗りが必要でした(何回かは忘れましたが、結構な回数だったと思います)。ブラック等の暗い色であれば、窓枠などの部分塗装なら十分筆でいけそうな気がします。

この通り、強く曲げても割れることはありませんでした。また、爪でひっかいても簡単にははがれません。これはいけそうですね! (^^)/

 

その2につづく。