懐かし系RC機器(1) サンワ Machine-Aの第二の人生(VRC)
管理人が所有している懐かし系RC機器(80年代中心)を、不定期で紹介していきたいと思います。第一回は...
サンワ Machine-Aです。状態は悪くはないと思います。今でもオークションでたまに見かけますね。
RCを始めた当初は、送信機はサンワNew Dash S, 受信機はSRC-2298RS, サーボはSM631という組み合わせでした。
このMachine-Aは、その後しばらくして、送信機のみを格安で通信販売で購入したものです。Dash Sは、資金調達のため売却しました。今思えばとっておけばよかった...。
ホイールはパラマウント製に交換してあります。近所の模型店のレースの賞品としていただいたものです。順位は覚えていませんが、優勝ではなかったと思います。
記憶では、指にフィットする形のゴム(スポンジ?)がついていましたが、気に入らなかったらしくスポンジ部を純正に戻してあります。純正のホイールは残念ながら紛失。
なぜか「AIR SUPPLY」のステッカー(^^; 今となっては貴重かも。
奥に見えるのは便利だったバックボタン。これが体に染みついているようで、現代のプロポ使用時も、バックさせようとする際に無意識に左手親指が立ちます...。
電源は単三電池8本仕様。手に持つとずしりときます。
写真のパナソニック製エボルタは、直径が少し大きいらしく(?)、電池ボックスがするりと入っていきませんでした。他の電池は問題なく入るのですが。
さて、RC復帰当初は、本気でこの送信機-受信機-サーボで十分だろうと考えていました。
ですが、現代のプロポは2.4GHz。心配性の私は、30年以上前の古い機体で、かつナローバンドでもないこの機種は、ノーコンにならないか、他の方に迷惑をかけてしまうのではないか...等心配になり、結局外での使用を断念しました。上位機種のMachine-1ならまだよかったかもしれませんが。
このMachine-Aは、このまま飾り物として一生を終えるのか?
いえ、この機体の第二の人生を送る場所、そして死に場所を見つけました。それは...
「VRC-Pro」です。VRCの詳細については他の方のブログや解説記事をご参照いただくとして..。これは実際の送信機と受信機をPCに接続し、バーチャルでRCカーを操縦できるものです。レディオガガさんのYoutubeでも紹介されていました。Steamで購入できます。
結論から言いますと、30年以上前の機種であるMachine-Aでも使用できました。
実行には、USBで受信機とPCを接続するアダプタが必要となります。これはいくつかのバージョンがあるようですが、私が使用しているものは「9Turbo RC-USB4 SR」です。
探せばあるかもしれませんが、国内で販売しているところが見つかりませんでしたので、海外の公式ページから購入しました。
サンワの旧受信機のコネクターは、3本の線の配列が現代のものと異なりますので、変換が必要です。USBアダプタのコネクタのピンを一旦抜いて順番を入れ替える方法もありますが、私は現代の受信機も接続するため、サンワ製変換コネクタを2つ購入しました。
USBアダプタは、接続するだけでゲームコントローラとして認識してくれました。
初回接続時は、プロポのニュートラルと舵角最大値の設定が必要となります。「設定」画面で、スロットルとステアリングを何度か操作(最大→ニュートラル)すると設定できます。設定完了後、少しぷるぷると振動しているのが気になりましたが...。多分大丈夫(^^;
私の環境では、前進と後進、右と左がそれぞれ逆方向でした。こちらは、送信機の逆転スイッチか、VRC側で対応可能です。私の場合、Machine-Aのサーボ逆転スイッチでは、なぜか前進と後進の最大値の設定がうまくできませんでしたので、VRCの設定で逆方向にしました。
設定後、無事走行できました!
これで、昔を懐かしみつつ、RCの練習が自宅でできます。
ただ...Machine-Aで練習すると、バック時にバックボタンを押す癖がまたついてしまうんですよね。VRCで真剣に練習する方は、バックボタン使用禁止にするか、やめておいたほうがよいかもしれません??(^^;
これなら、昔のスティックプロポでも操縦できるかもしれませんね。オークションでDash Sを手に入れようかな...。
このMachine-A、見た目が非常にかっこ良いと思いますし、バックボタンも気に入っています。サンワさん、デザインがこのままで、中身が2.4GHzの復刻版出してくれませんかね?少々高くても、機能が限られていても、絶対買います。最近は復刻RCカーが数多く販売されていますし、需要はあると思いますが...。
お読みいただき、ありがとうございました。