水性塗料アクリジョンでRCボディ塗装(その3 タミヤ NSX)

インテグラ、トマホークに続き、アクリジョンでボディ全塗装3枚目です。

今回は、タミヤNSXです。NSXは初代が好きなのですが、現行型も最近になってかっこよく見えてきたので、購入して塗ってみることにしました(^^;

 

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タイプRが出ることなく生産終了が決まってしまった現行NSXですが、タイプR風に塗ってみることにします。

今回は、インテグラで使用したN1 ホワイトではなく、少しグレー寄りの「N21 グランプリホワイト」を使ってみます。タイプRのチャンピオンシップホワイトは、もう少し黄色が混ざった感じですが、多少異なるのは承知の上で。

 

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こんな感じになりました。屋根とピラーのブラックは筆塗りでいけました。ブラックの塗り分けは説明書の指定通りではなく、先代NSX-Rをイメージしてみました。

グランプリホワイトは、白より少し暗いとはいえ、やはり筆塗りでは無理と判断。エアブラシで仕上げました。窓はN95スモークグレー。こちらもエアブラシです。

白の見え方は、部屋の明るさで結構変わる印象ですが、この写真ではアクリジョンのキャップの色と比べると、だいぶ暗く見えます。

 

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後ろはこんな感じです。マフラー近辺のブラックも筆塗り。ウイングはオプションのOP.470 軽量ウィングセット。

 

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裏打ちは、シルバー、ブラックの順で。全色アクリジョンですが、重ね塗りは全く問題ありませんでした。暗く見えるのは、裏打ちのせいでしょうか...。シルバーでやめてもよかったかもです。

 

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N1ホワイトで塗装したインテグラ(前記事の後、TT-02標準穴を隠すため、カーボンボンネット仕様にしました)との比較。やはりだいぶ黒っぽいですね...。

インテグラの方は裏打ちなしなので、NSXも裏打ちなしの状態で比較すべきでした。すみません...(ToT)

 

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80年代なステッカーを少々追加して仕上げ(^^。

明るい屋外では、それほど黒っぽく見えない気がしますが、いかがでしょうか。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

京商トマホーク(2015 復刻版)購入

 京商トマホークのオリジナル版は、当時中学生の私がブラバムの次に手に入れた車です。当時の車体は手元になく、復刻版の存在は以前から気になっていました。

 その復刻版は再販のたびにすぐ売り切れとなるようで、再販と欲しいと思ったタイミングが重なり、衝動買いしてしまいました(^^;

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 いきなり完成写真です(^^;。オプションはHGダンパーを入れたくらいで、あとはノーマルです。記憶の中の当時物と比べると、特にギヤ・駆動系が改良されていて、高級感がある印象です。オリジナル版で思い出深い(?)ローラーベアリングは使われていません。あと、金属パーツはこんなにぴかぴかではなかったような。

 ボディカラーはいろいろ考えましたが、結局中学生当時のボディを再現することにして、青一色になりました。

 塗装は以前のインテグラと同様、全てアクリジョンです。当時はタミヤポリカカラーのブルーだったと記憶していますが、今回はアクリジョンの「インディブルー」で塗ってみました。

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 インディブルーで塗装後、ブラックで裏打ち。実は全て筆塗りでいこうと考えたのですが、インディブルーを何度重ね塗りしても筆ムラが消えなかったため、途中でエアブラシに変更。所々ボコボコしているのは、そのせいです(^^;

 

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 ドライバー人形君も、全てアクリジョンで塗装。箱絵に近い配色にしています。ヘルメットはエアブラシ、その他は全て筆塗りです。ブラックの部分は裏から、服と手袋は表から塗装。マスキングは保護シートをカットして利用したので、曲面も楽でした。

 

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 モーターはメーカー推奨のルマン490を選択。カワダの「B33 モーター用DSEネクターセット」を使用して、ヨーロピアンコネクタ化してあります。

 

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 ルマンモーターにこのコネクタは似合わないかもしれませんが、所有している当時物も全てこれで統一(コレクションは360PT他、まだあります...)。このほうが、ケーブルをはんだ付けしたものよりもコレクションケースに入れやすいので...

 

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 サーボはSAVOX SC-1251MG、ESCはKOのVFS-FR2です。当面は、ルマン490を基準として、当時物のブラシモーターをいろいろ試してみたいと思います。

 

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 初走行は、キット付属タイヤではなく、前後2.2インチのタイヤを使用しました。フロントはターボスコーピオン用ミディアム、リヤはターボスコーピオン用ホイールにタミヤのデュアルブロックKを取り付けたものです。

 ですが、普段練習しているアスファルトのホームコースでは、まともに走りませんでした...。高速コーナーは大丈夫でしたが、低速コーナーで減速後ちょっとステアを切っただけでスピン、横転を繰り返しました。

 ひっかかっている感じがしたので、グリップしすぎ?ダンパーの手持ちのスプリングやオイルを何種類か変更してもダメだったので、ひとまずタイヤをキット付属のものに変更。すると、何事もなかったように普通に走りました...。ベストなセッティングは、ゆっくり探していくことにします。

 

 お読みいただき、ありがとうございました。

タミヤ ブラバムBT50 BMWターボ 競技用スペシャル レストア(その2 ボディキャッチ金具代用品の製作)

ブラバムレストアの続きです。ここからボディの製作に入ります。

オークションで落札できたボディは、「F ボディパーツセット(タイプB)」と記された、限定の再販品のようです。

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ラベルの裏には、「2009 TAMIYA」と書かれています。当時知っていたらいくつか購入したのですが...。全く知らんかった。

さて、この再販品には、ボディをシャーシに取り付けるために必要な部品である「ボディキャッチ金具」が付属していません。現在は単体で入手困難な部品のため、なんとか代用品を用意しなくてはなりません。

当初は、ワッシャーやスペーサーを組み合わせて作るか...と考えていたのですが、丁度よいサイズのものが見つからず、しばらく放置していました。

とある日...ふと目に入ったのが、

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koのサーボに付属していたグロメットです。材質はゴムですが、ボディキャッチ金具に形が似ている...。

 

試しに、メカボックスのボディ取り付け部にはめ込んでみます。

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なんと、加工無しでほぼぴったり収まるではないですか(多少の伸び縮みはしていると思います)。これは使えるかもしれない...。


ボディにグロメットを取り付けてみます。ボディキャッチ金具は、M2のビスでボディに取り付けることになっていますが、このグロメットの内径はM3ビス用です。

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ボディ側の穴を広げるのはいやだったので、グロメットにパイプを仕込んでM2ビスで固定できるようにしました。

ここは真鍮パイプなどがよいのかもしれませんが、私はその辺に落ちていたアンテナパイプの切れ端を切断し、ピンバイスで内径を少し広げて使用しました(^^;

 

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グロメットの位置は、メカボックスの幅に合わせてワッシャーで調整します。さて、うまくいくかどうか...。

 

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はまりました!\(^o^)/

問題なく固定されていると思いますが、いかがでしょうか...?

ボディを取り付けたときの、あのカチーンという当時の感触とは違う気がしますが、ゴムなのでこれは仕方ないです。

 

ゴムと金属がすれることになりますので、何度もボディを脱着していると、そのうちグロメットが裂ける可能性もあります。が、グロメットは安いですし、消耗品として割り切って使うことにします。

 

しっかり固定できているように見えますが、走行時に問題が発生しないかはまだ未確認です(^^;。

樹脂製のストッパー(?)がカチッと動いて固定されているので、多分大丈夫だと思いますが。

 

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とりあえずは、本物のボディキャッチ金具が入手できるまで(多分無理)、この代用品でいきます。もしもっと良いやり方がありましたら、教えていただけますと幸いです(^^;

 

次はボディ塗装ですが、いつになるやら...。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

タミヤ ブラバムBT50 BMWターボ 競技用スペシャル レストア(その1 シャーシのレストア)

私が初めて手にしたRCカーは、タミヤの「ブラバムBT50 BMWターボ 競技用スペシャル」でした。

小学6年生(くらい)だった当時、愛読していたコミックボンボン連載の「ラジコンキッド」の主人公の初代愛車です。何か月も貯金をして手に入れたこともあり、とても思い入れのある車体です。

 

当時の車体は紛失してしまいましたが、某オークションにて車体とボディをそこそこの価格で落札できたため、レストアしてみました。

落札した車体はボディなし。レストア前の写真を撮り忘れたので、下の写真はレストア後のものです。

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タミヤの旧F1のシャーシは前期、中期、後期型があるようですが、思い出のブラバムは後期型、落札したシャーシは中期型のようです。中期型のシャーシをベースに、できる限り後期型に近づけていきました。

 

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サーボセイバーは後期型のものが落札できたので交換。ファイティングバギー復刻版のものが使えたかも?

ステアリングのタイロッドは、後期型は両側がビス止めのボールアジャスターだったはずです。これが入手できなかったため、タミヤのオープンタイプ5mm強化アジャスターとちょうどよい長さのシャフトで組みました。ピロボールはタミヤアフターの5mmピロボール(2mmネジ)(部品番号19804154)。

 

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アップライトは傷だらけでフロントタイヤがまともに回らない状態だったため、新品に交換。ここは、今でも購入可能な「SP-395 RDフロントアップライトセット」がそのまま使えました。ただし、セットのフロントアームとアップライトを接続するシャフトは、旧F1のものと長さが違います。

 

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フロントアームは落札した車体そのままです。スペア用に1セット落札したのですが、このように折れた状態で届きました...(ToT)。おそらく配送中に破損したものと思われます。これくらい黄ばんでいるものは、避けた方がよいかもしれません。

 

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サンドイッチタイヤ前輪Aはひび割れており、走行に耐えられるか不安。これは観賞用として、走行時はRM-01用ホイールとタイヤを使ってみます。よく調べずにF104用も買ってしまいましたが、こちらは外径の差がちと大きいです。

 

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リヤ周りはほぼそのまま。金属パーツはピカールで磨きました。スポンジタイヤ後輪Cは比較的安価でeBayで購入した新品。

モーターは当時もののマブチRS540。回転数を測定したところ、7.2Vで16080回転。レストア後初走行はこれでいきます。リヤバンパーは紛失。

 

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続いてメカ関係。機械式スピードコントローラーはまだ使えそうです。スピコン用サーボの上にあるサーキットブレーカーはタミヤの当時もの。

プロポセットは、当時使用していたAMプロポ(当時はサンワニューダッシュSでした)を使うか迷いましたが、貴重な車体を守るため、送受信機は信頼性の高い現代のものを使用。

止まらなくなることが一番怖いので、スピコン用サーボも現代のものを使用。ステアリングサーボは当時使用していたサンワのSM-631。変換コネクタを介して接続し、問題なく動きました。

受信機用電源はとりあえず乾電池。BECコネクタで簡単に取り外しできるようにしておきました。

 

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電池ボックスを取り外せば、このスペースにESCを置けそうです。これで、レイアウトを大きく変更せずに、状況に応じてESC仕様に変更できます。

短いアンテナは、当時の記憶からするとかなり違和感あり(^^;

 

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7.2Vラクダバッテリーの美品を、こちらも運よく安価で落札できました。わずかな期待はあったのですが...やはりお亡くなりになっていました。充電できません。ラクダは観賞用。

 

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走行時はショートリフェを使います。GFORCEのものは厚さはラクダとほぼ同じでした。スペーサーは100均で購入したポリスチレンフォームをカットして使用。

 

あとは...。私が所有していたブラバムは、フロントとサイドのバンパーの色が白でした。ここも変更したいところですが、たまに見かけるオークションでは高価で、なかなか手が出ません。安価な中古品が出るまで、気長に待つとします。

 

車体は一旦レストア完了です!

次はボディです。(つづく)

水性塗料アクリジョンでRCボディ塗装(その2)

前回の続きです。ポリカ試験片で確認後、1/10ボディに水性塗料アクリジョンで全塗装してみました。

 

今回塗装したボディはこちら。ABCホビー製「DC2 インテグラタイプR」です。

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子供が生まれるまで所有していた車で、何度かショートサーキットを走行した(下手で遅かったですが...)、最も思い入れがある車です。FFのインテRボディを、四駆のシャーシに乗せるのか?というつっこみは無しで(^^;

インテRといえば、少々黄色が混ざった「チャンピオンシップホワイト」ですが、塗料がどれだけ必要であるかが見当がつかず、調色して足りなくなると困るので、今回は普通のホワイトで塗装しました。塗り残しや色むら少々あり。近くで見てはいけない。

使用したエアブラシは、GSIクレオス製 0.5mm口径のPS266です。コンプレッサーは同じくGSIクレオスのL5を使用しましたが、ホワイトの全面塗装はかなり時間がかかりそうでしたので、途中からエア缶とコンプレッサーを併用しました。

塗装用ブースは「トライパワー TR-155SB」を使用しましたが、匂いはあまり気にならなかった半面、ミストのはね返りには苦労しました。排気が追い付いていなかったようですので、ブースに張り付けたビニールのシャッターを塗装後すぐに閉める等で、なんとか対処しました。

 

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窓は同じくアクリジョンのスモークグレーで塗装。リヤは濃く、フロントは薄くしたつもりでしたが、ちょっとフロント側が濃すぎたかもです。

実はスモークグレーの塗装は、ホコリの付着や塗料のたれ等で、2~3回アクリジョンツールクリーナーではがしてやり直しています。もう一度はがして、フロントを薄く塗りなおしたかったのですが、このまま続けると一生走れない気がしましたので、現状の自分の塗装技術の限界と判断し、これで妥協しました。

ウイングはタミヤ製、パネルラインはABCホビーの極細ラインテープ0.3mmです。

 

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塗装面はこんな感じです。爪で少しひっかいてもはがれません。時間の都合により、裏打ちは省略。

電飾用ヘッドライトパーツを使用できるようにマスキングはしましたが、結局ヘッドライトは表からのステッカーで済ませました。電飾は時間があれば後日...

 

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完成後、問題が発生。愛用の「タミヤ ツーリングカーキャリングケース(ハード)」に入らん!( ̄□ ̄;)!!

インテRボディの箱に車体ごと収納できましたので、とりあえず今はそれで運んでいます。

 

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外で走らせると、ホワイト塗装の裏打ちなしでは、やはり見る角度によって透けます(^^;

何度か走行と掃除をしましたが、今のところ塗装のはがれや割れ等はありません。

細かい失敗はありましたが、缶スプレーを使用せずに好きなボディを完成させることができましたので、とりあえず満足です。

ただ、重ね塗りにかなりの時間を要しましたので、塗装環境の問題がなければ、やはり缶スプレーのほうが簡単で早いかなあと。

お読みいただきありがとうございました。アクリジョンでの塗装のご参考になれば幸いです。

水性塗料アクリジョンでRCボディ塗装(その1)

私の現在の住宅環境と家庭の事情から、缶スプレーによるRCのボディ塗装は難しい状況でした。

現在までは、白一色で塗装済みのタミヤ製ライキリボディを購入して使用してきましたが、どうしても作製したいボディがありまして...。

現在の環境で、においが少ない水性塗料で塗装できないか、いろいろ調べて試してみました。

 

RCボディ用の水性塗料としては、「ファスカラー」が定番のようですが、これはエンジンカラーのクリア等を吹くなど、下地処理をしたほうがよいみたいです。

においが強い塗料や缶スプレーの使用は避けたいので、私にとっては敷居が高そうです。また、試してみようにも使用したい「白」がなかなか見つかりません。入手も容易というわけではなさそうです。

 

ほぼあきらめていたのですが、GSIクレオスの水性塗料「アクリジョン」がポリカにも使えるということがわかりましたので、こちらを試してみることにしました。

クレオスさんの公式ツイッターで、アクリジョンはポリカやABS樹脂にも使用可能、しかもプライマーなしでOK!と紹介されています。

※リンクの可否が分かりませんでしたので念のためリンクは張りませんが、「アクリジョン」「ポリカ」でぐぐるクレオスさんの公式ツイッター今こそ知ってもらいたいアクリジョンの適性素材一覧」がヒットします。

プラモ用の塗料としてアクリジョンの存在は知っておりましたが、ポリカに使用可能であることは最近知りました。メーカーさんの公式の説明であれば、間違いなく使用できそうですね。

 

ただ、私がネットで調べた限りでは、ミニ四駆等の比較的小さいボディを塗装されている方はおりましたが、1/10の大きなボディを丸ごとアクリジョンで塗装しても大丈夫なのか、の情報が見つけられませんでした。

少々不安はありましたが...。プラモ用にエアブラシとコンプレッサーは所有していましたので(ラッカーが使用不可な環境になってから数年放置していました)、やってみました。

結論としては、問題なく塗れました(^^)/

少々ひっかいたぐらいでははがれません。ただ、衝突の衝撃に耐えられるかは未検証です(多分大丈夫そう)。

 

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アクリジョンとエアブラシ専用のうすめ液の臭いは、個人差はあるかと思いますが、私にとっては気にならない範囲内でした。完全な無臭ではありませんが、ポリカスプレーとは比較にならないと思います。

ただ、専用のツールクリーナーはそれなりに臭います。アクリジョンは乾燥前であれば水で洗い流せますので、エアブラシや撹拌棒等の洗浄はできるだけ乾燥前に水で行い、ツールクリーナーの使用頻度はなるべく少なくするよう心がけました。

 

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まずはポリカの余りでテスト。左はブラック、右はホワイトです。脱脂のみでプライマーなし、希釈無しで筆塗りしてみました。全て筆塗りできれば、一番手軽でよかったのですが、隠蔽力が強くないホワイトはさすがに無理そうです(^^;。この小さな試験片でも、数回の重ね塗りが必要でした(何回かは忘れましたが、結構な回数だったと思います)。ブラック等の暗い色であれば、窓枠などの部分塗装なら十分筆でいけそうな気がします。

この通り、強く曲げても割れることはありませんでした。また、爪でひっかいても簡単にははがれません。これはいけそうですね! (^^)/

 

その2につづく。

 

 

 

懐かし系RC機器(1) サンワ Machine-Aの第二の人生(VRC)

管理人が所有している懐かし系RC機器(80年代中心)を、不定期で紹介していきたいと思います。第一回は...

 

サンワ Machine-Aです。状態は悪くはないと思います。今でもオークションでたまに見かけますね。

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RCを始めた当初は、送信機はサンワNew Dash S, 受信機はSRC-2298RS, サーボはSM631という組み合わせでした。

このMachine-Aは、その後しばらくして、送信機のみを格安で通信販売で購入したものです。Dash Sは、資金調達のため売却しました。今思えばとっておけばよかった...。

 

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ホイールはパラマウント製に交換してあります。近所の模型店のレースの賞品としていただいたものです。順位は覚えていませんが、優勝ではなかったと思います。

記憶では、指にフィットする形のゴム(スポンジ?)がついていましたが、気に入らなかったらしくスポンジ部を純正に戻してあります。純正のホイールは残念ながら紛失。

 

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なぜか「AIR SUPPLY」のステッカー(^^; 今となっては貴重かも。

 

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奥に見えるのは便利だったバックボタン。これが体に染みついているようで、現代のプロポ使用時も、バックさせようとする際に無意識に左手親指が立ちます...。

 

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電源は単三電池8本仕様。手に持つとずしりときます。

写真のパナソニック製エボルタは、直径が少し大きいらしく(?)、電池ボックスがするりと入っていきませんでした。他の電池は問題なく入るのですが。

 

さて、RC復帰当初は、本気でこの送信機-受信機-サーボで十分だろうと考えていました。

ですが、現代のプロポは2.4GHz。心配性の私は、30年以上前の古い機体で、かつナローバンドでもないこの機種は、ノーコンにならないか、他の方に迷惑をかけてしまうのではないか...等心配になり、結局外での使用を断念しました。上位機種のMachine-1ならまだよかったかもしれませんが。

 

このMachine-Aは、このまま飾り物として一生を終えるのか?

いえ、この機体の第二の人生を送る場所、そして死に場所を見つけました。それは...

 

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「VRC-Pro」です。VRCの詳細については他の方のブログや解説記事をご参照いただくとして..。これは実際の送信機と受信機をPCに接続し、バーチャルでRCカーを操縦できるものです。レディオガガさんのYoutubeでも紹介されていました。Steamで購入できます。

結論から言いますと、30年以上前の機種であるMachine-Aでも使用できました。

 

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実行には、USBで受信機とPCを接続するアダプタが必要となります。これはいくつかのバージョンがあるようですが、私が使用しているものは「9Turbo RC-USB4 SR」です。

探せばあるかもしれませんが、国内で販売しているところが見つかりませんでしたので、海外の公式ページから購入しました。

サンワの旧受信機のコネクターは、3本の線の配列が現代のものと異なりますので、変換が必要です。USBアダプタのコネクタのピンを一旦抜いて順番を入れ替える方法もありますが、私は現代の受信機も接続するため、サンワ製変換コネクタを2つ購入しました。

 

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USBアダプタは、接続するだけでゲームコントローラとして認識してくれました。

 

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初回接続時は、プロポのニュートラルと舵角最大値の設定が必要となります。「設定」画面で、スロットルとステアリングを何度か操作(最大→ニュートラル)すると設定できます。設定完了後、少しぷるぷると振動しているのが気になりましたが...。多分大丈夫(^^;

私の環境では、前進と後進、右と左がそれぞれ逆方向でした。こちらは、送信機の逆転スイッチか、VRC側で対応可能です。私の場合、Machine-Aのサーボ逆転スイッチでは、なぜか前進と後進の最大値の設定がうまくできませんでしたので、VRCの設定で逆方向にしました。

 

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設定後、無事走行できました!

これで、昔を懐かしみつつ、RCの練習が自宅でできます。

ただ...Machine-Aで練習すると、バック時にバックボタンを押す癖がまたついてしまうんですよね。VRCで真剣に練習する方は、バックボタン使用禁止にするか、やめておいたほうがよいかもしれません??(^^;

これなら、昔のスティックプロポでも操縦できるかもしれませんね。オークションでDash Sを手に入れようかな...。

 

このMachine-A、見た目が非常にかっこ良いと思いますし、バックボタンも気に入っています。サンワさん、デザインがこのままで、中身が2.4GHzの復刻版出してくれませんかね?少々高くても、機能が限られていても、絶対買います。最近は復刻RCカーが数多く販売されていますし、需要はあると思いますが...。

 

お読みいただき、ありがとうございました。